6話 動きだすゴッデス帝国

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ネッシュ「ジュディは逃げましたか。各機は戦闘を直ちに中止し、離脱せよ。」 ネッシュの通信が全てのイクシオに伝わり撤退を始めた。 ギアブレド「おいおい、逃がす訳無いだろうが!」 ギアブレドはビームサーベルをネッシュに向かって横一文字に斬りつけた。さらに、ギアブレドのビームサーベルは巨大化している事によって、何機かのイクシオも破壊された。 ネッシュ「中々しつこいですね。しかし、これならどうです?」 ギアブレド「あ?何だこりゃ?」 ネッシュ「天火明命(アメノホアカリ)。」 無数の炎がミラージュガンダムを包みこんだ。 ネッシュ「その炎は目標を灰にするまで燃え尽きることはない。」 ギアブレド「へっ、面白いじゃねえかネッシュ!」 ギアブレドは炎を振り払うと一気にネッシュのイクシオとの距離を詰めた。 ネッシュ「いったはずですよ、その炎は目標を灰にするまで燃え尽きない、と。」 ギアブレドが振り払った炎が再びミラージュガンダムを包んだ。 ギアブレド「ちっ、お前もしつこいじゃねえか。」 ネッシュ「流石にそれでは追ってこれないでしょう、では。」 ギアブレド「逃がすか・・・」 ギアブレドが言い終わる前にさらに炎が勢いをました。 ザコ兵士「ギアブレド隊長、ゴッデス帝国の機体は全て撤退しました。」 ギアブレド「ああ、分かった。」 天火明命の炎は範囲外にネッシュが到達したため消えていた。 ギアブレド「あのヤロー次は逃がさねえ。」 ミラージュシャドウ隠れ家 客間 ヒロキ「中々大変そうだったじゃないか。」 ギアブレド「大した事は無えよ。それより、用件は何だ?」 ヒロキ「私のゴッデス帝国への潜入をサポートしてもらいたい。」 ギアブレド「ゴッデス帝国への潜入だと?何でだ?」 ヒロキ「ギアブレド、今の戦闘で分からなかったのか?あのゴッデス帝国のイクシオという機体は明らかに我々や、連邦の量産型の機体よりも遥かに性能を上回っている。もし、それがオーパーツの力によるものならばそれを奪わなければなるまい。」 ギアブレド「確かに昔とは違い量産型の機体にも簡易のオーパーツが組み込まれているような時代だ、お前の言う通りかも知れねえな。」 ヒロキ「済まないな。作戦の決行日などについては後々連絡をする。」 そう言ってヒロキは、ソファから腰を上げた。 ギアブレド「もう帰んのか?」
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