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幼少期
小さい頃から自分を男だと思っていた僕は。
弟が産まれてすぐに違いをみつけた。
僕には無いものを、弟は持っていたのだった!!オムツを変える母の姿の先、大きく開いた足の間には…チンコがついていた。
何で?おかしいじゃないか?!どうして同じなのに、同じものがついてないんだ!!
小さな心は揺れる。
そして、一つの答えに辿り着いた。
そうかっ!自分は、大きくなれば、生えてくるんだ 。
直ぐに不安はなくなった
幼少の僕は弟達と違う兄弟を見つけては、喧嘩をよくしたものだった。
週末に行く、祖父と祖母が住む町では少年たちと戦争ごっこや虫取りをして泥んこになって遊びまくっていた。
当時、父が自分につけたあだ名は、"金太郎"だったが、父はいつも僕を女だからと叱った…
違う!!違うんだと心の中で何度も叫び手を握り絞めた。
少し大きくなった僕は、他と違う自分に気付いてて、小さいながらに親に言ってはいけないと困らせる事だと思ってた。だから、口に出してはいけないと黙って堪える事を選んだ。
だが、希望は捨てていない
チンコが生えるまでの我慢だと!!
立ちしょんの練習もした。
上手く行かない…
やっぱり、チンコが生えてからじゃないとダメかっとしょんぼりして毎日早く生えて来ないかと眺めていた。
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