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「あの、助けてくれてありがとう。君が居なかったら、今頃どうなっていたか…。」
「別に感謝されるような事はしていない…。これが使命だから…。」
「使命…??あっ、そうだ君の名前は?」
「みけ…」
「みけちゃんか、かわいい名前だね。そうだお礼といっては何だけど一緒にアイスクリーム食べて行かない?いろいろ買ったから、いっぱいあるんだ。」
「アイスクリーム…?」
そう言って頭の上にハテナマークをいっぱいのせている、みけちゃん。
「そうだよ、アイスクリーム…ってもしかしてみけちゃんもアイスクリームを知らない?!」
(どうやら最近の子供たちにはアイスクリームを食べるという習慣が無いらしい。)
「それじゃあ尚更食べて行くといいよ。」
「そうだよ。みけちゃんも一緒に初アイスクリーム食べよ~よ。冷たくて甘くてすごく美味しいんだって!」
さっきまで泣きじゃくっていた小雪がみけちゃんに言った。
みけちゃん自身も少し興味があったのか、小さくうなずいてくれた。
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