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「あっ、お兄ちゃんずるーい!小雪もッ、小雪もアーンするー!アーン!」
そう言って小雪が口を開けながら僕に抱き着いて来た。
「ちょっ、小雪っ、待てって、アーンするから」
「やった~!アーン!」
パクッ!
「ん~!お兄ちゃんのアイスおいし~!」
「そうだろ、やっぱりアイスはこうでなくっちゃな。
あっそれでみけちゃん……ってあれ?」
僕がみけちゃんの方を振り向いた時には、食べ終わった後のアイスクリームの容器だけが残されていて、みけちゃんの姿はもう無かった。
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