プロローグ

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「いやだから、大好きにも色々種類があってだな──」 「そっ、それじゃ、お兄ちゃんは小雪の事が嫌いなの!?」 小雪が今にも泣きそうな、目で僕を見つめてきた。 「そ、そう言う訳じゃなくてだな、そりゃー、僕も小雪の事が大好きだよ。でもなんて言うか───」 「やっぱりお兄ちゃんは小雪の事が嫌いなんだ!」 小雪の目には、涙が溢れていた。
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