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「ホンマ俺……景吾が3年倒してるトコ見てて、大丈夫なんかぁ?ってメッチャ不安なった覚えあるわ。」
「あ~ん?どういう事だよ。あいつらは俺様のウォーミングアップにもなんねぇ奴らだったんだ。当たり前だろ?」
あんな雑魚の下なんてごめんだったからな。
部長は俺様じゃねぇと。
でも………
「でも……侑士は違ったぜ?あん時は、本気でコイツは強ぇと思った。」
そう言うと、少し照れたような顔を侑士は見せた。
「おーきに。……せやけど、俺も同じ気持ちやった。大阪では出会った事の無いような感触………久々に興奮した覚えある。」
侑士も同じ事を………
なんか……照れる……。
熱くなった顔を隠すためにコートの方を向いた。
爽やかな風が、ほてった顔を冷ました。
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