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「たぶん……俺……そん時に景吾に一目惚れしたんやと思うねん。」
え…………
突然の侑士の言葉に……言葉が出なかった。
「もう……会った時から景吾やって………決めとってんで?」
「侑……」
………………!!!!
侑士の体が……俺の体に抱きついてきた。
スルッと回された侑士の長い腕が俺を包む。直に感じる侑士のぬくもりが、なんだか嬉しかった。
「侑士………っ……」
「もう……高校卒業したら離れ離れになってまう……せやけどな?お互いの気持ちはいつまでも一緒やから……。心配しやんでえぇねんで?」
あっ………
侑士は知っていたんだ……
俺の気持ちを。
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