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「やることはひとつ。」
ここは、魔術学校小等部 卒業試験中
「これまでに教えた、四大元素の攻撃呪文で、この的を壊せ。」
生徒達の前には、長さ2㍍程の岩があった。
「試験は二人同時に行い、呪文の威力・発音等で評価する。チャンスは一回のみ。」
―――――「以上だ。健闘を祈る。」
「名前を呼ばれた者から来るように…」
教師の試験の説明が終わった。
『へ。なーーにが“健闘を祈る”…』
そして、その言葉にケチを付けている子供が1人いた。
彼の名は『ジップ』
この物語の主人公である。
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