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「空がどうかしたか?」
「いいから早く!」
僕とアナスイは窓から空を見上げた。
「……何もないよ?」
「えっ!?そんな…!」
よし子も走ってきて窓から身を乗り出した。
空には一面の青空が広がっているだけだった。
「あれ……そんな………!」
「何を見たんだ?」
僕はよし子に尋ねてみた。
よし子の様子はからかっているようには見えなかった。
「大きな………
いえ…、なんでもないわ。
私疲れてるのかな…。」
「なんだ夢でも見たのかい?はははは」
アナスイと部長は笑った。
「よし子さん、今日は帰ってゆっくり休みなよ。」
「うん、ありがとう…。」
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