3人が本棚に入れています
本棚に追加
その晩、僕がアパートのベッドで微睡んでいると、電話が鳴りだした。
ジリリンジリリン…ガチャ
「もしもし。益荒男です。」
『“あれ”を見た?』
「……どちら様ですか?」
『“あれ”を見た?』
「“あれ”…?誰だすか?あんたは…」
僕は少し噛んでしまった。
聞いたこともない声だった。
男の声か女の声かもよくわからない、不思議な声だった。
『・・・・・・』
「・・・・・・お・・おっぱいプリ」
ガチャ
僕がウケを狙おうとした瞬間に電話は切れてしまった。
「なんだ今の?」
僕はただのイタズラだと思って寝ることにした。
その時は…。
最初のコメントを投稿しよう!