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その日から、何かがおかしくなった。
僕たちヒッポリトは何かに怯えるということはない。
常に天敵の存在しない種族だったため、怯えるという感情が本能的に存在しないためだ。
しかし“ワケがわからないもの”というのはやはり不気味だ。
この感覚――――
街を歩いていても、まるで道行く人々が皆僕を見ているような…
逆に僕の姿が誰にも見えなくなってしまったような……。
「ぼく、頭がヘンになっちゃったよぉ・・・・。」
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