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─嗚呼、道化師の君よ!君に問おう、君にとって僕は何であるのかと。
僕は今何処に居る。
誰の物語にも存在しないであろう僕は何処に居る?
僕は君の物語へ食い込もうとしているのだ。
(ああ、なんと愚かしくおそれ多いことか!)
凡庸な人生から逃れた道は廃れた道だったのだ。
嗚呼、クオリアの粒子が空気中を漂うよ。触れれば瞬時に警告音を鳴らす壁の様に僕の前に立ちはだかる。
「たすけてよ」
ここから君に送るよ。
ふざけた顔文字と一緒にね。
大丈夫、心配しなくても良いよ。
君に何ら期待はしていない。
君は道化師だ。立派な道化師だ。
僕という赤の他人を不自然な笑顔で手懐けたclown。
君がそれであることを僕は知っているから、期待はしてないさ。
ただ一抹の希望は抱かせておくれよ。
clown、
君にとって僕は何だい?
clown、
僕にとって君はxxxx。
痛みのquale
辛さのquale
それらを含む僕の思考の全ては、君にとってただ面倒で鬱陶しいだけなんだろうけど。
陰気なqualiaを認めない僕は、君に何を望んで、求めて、“助けて”だなんて思ったんだろうね?
僕が君(ただし、clown、道化師でない君に、だ。)に抱いた希望は、xxxxであること。
言葉に興す事さえも烏滸がましい。
「と」から始まり、「ち」で終わる、ありふれた人間関係。
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