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「んっ…」
目を覚ますと
もうお昼だった
隣りにはユチが
気持ち良さそうに眠っている
僕はゆっくりと
起き上がって窓際へ寄った
今日は一日中晴れだぁ…
「んー…ヒョン…?」
むっくり起き上がって
僕に手招きするユチ
寝起きのユチが
あまりにも可愛くて頬が緩んだ
「おはよ、ユチ」
ぎゅっとユチに抱き締め
られるとユチの香水の香りが
鼻を擽る
甘い香りの香水
以前僕も同じのを付けてたけど
同じだとユチの香りが
分かんないから変えた
「ねぇヒョン、
デート行こっか?」
ユチが僕の髪を撫でながら
緩く首を傾げる
「ほんとっ?
行きたいっ」
僕がそう言うと
ユチは直ぐに笑顔になった
「せっかくのオフだしね。
どこ行きたいっ?」
んー…
どこ行こっか、
「海行きたいっ」
「海?いいよ」
海にね、
紙に願い事を書いから
瓶に入れて流して
まっすぐに流れていくと
その願いは叶うんだって
ユチは知ってるのかな?
僕の願い事は決まってるよ
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