第四章

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そして、今日たまたま非番だった原田と一緒に出掛ける事になったのだ ───茶屋に入り、とりあえず二人分のお茶を頼んだ原田は春香と向かい合って座った そして、先ほどから疑問に思っていたことを聞いてみた 左「春香って行くときは楽しそうだったよな?でもなんで今は苛々してんだ?」 すると、申し訳なさそうに口籠もりながら まるで怒られることを悟った猫のように上目遣いで原田を見る 春「すいません……あの、暑くてつい苛々してしまって……」 左「あ?暑かったから?」 春「そうです……」 春香が力なさげに答えると原田は 左「なんだ、そんな事かよ」 とつぶやいた
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