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星影は特に警戒する事なく面会を許す事にした。
星影「よかろう。事情が事情だ、面会を許可しよう」
孔延「ありがとうございます」
孔延は内心安堵しつつ拝礼した。
これでミシェルに会う事ができるからである。
すると星影は玉座から立ち上がると孔延に歩み寄った。
なにやら不敵な笑みを浮かべている。
星影「面会は後にして少し私に付き合え。お前に見せたい物がある」
孔延「御意」
孔延は警戒しつつも星影に付き合う事にした。
変に機嫌を損ねて面会を妨げられる事を恐れたのである。
星影は侍中にミシェルとの面会を準備するよう命令した。
そして孔延を伴い宮殿を後にしたのである。
星影は宮殿から少し離れた場所に孔延を連れてきた。
そこには西洋風の巨大な神殿が建っており、質素で無駄な装飾は施されていない。
それが神殿に神秘的な神々しさを与えていた。
星影と孔延は神殿に足を踏み入れた。
孔延「これは……」
思わず孔延は息を飲んだ。
神殿内には大陸と外国の御神体が祭られており、些細な宗教まで含まれていたのである。
そして差し込む日光が後光のように感じた。
孔延「竜王様、これが見せたい物ですか?」
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