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「どうぞ」
「失礼します。」
恵介の返答で先程、魔物を倒した青年が入ってくる。
「早かったね! “白夜の覇王”」
恵介は、タバコを消しながら入ってきた青年を見る。
「やめてくださいよ…」
青年はローブを脱ぎ、姿を見せる。
「そうだったね… お疲れ様!時雨君」
恵介は立ち上がりソファーに招く。
時雨はソファーに座る。
「報告頼むよ」
時雨は任務の報告を始める。
「魔物の出現率が上昇。さらに群れをつくっています。魔物一匹の強さはなくとも一斉に襲われたらまずいです。」
時雨は眼を閉じて一息つく。
「群れか… 下級の魔物の群れかい?」
恵介は時雨の前に座り、腕を組みながら時雨を見る。
「下級から中級が群れています。しかし、群れのトップには上級が一、二匹います。」
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