Episode.1

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「多くの魔物の群れが一つになってしまったら大変だね…」 恵介はため息をはきながら、時雨を見る。 「俺はそろそろ学園に行かないとマズイので…」 時雨はソファーから立ち上がり、扉に向かって歩き出す。 「すまないね時雨君… 平穏な学園生活を送らせてあげられなくて…」 とても申し訳ない声色で恵介が時雨に話しかける。 時雨は歩くのを止め、恵介のいる方へ振り返り、 「問題ないですよ。俺一人が平穏になりたくもないですしね。」 笑みを浮かべながら恵介に、「気にしないでください」と付け加え、部屋を後にした。 時雨が出て行った部屋の中で恵介は新たにタバコをくわえ、火を付ける。 「俺も動かないとな…」 恵介は、自分の武器をだし、指を鳴らす。 すると、魔法陣が展開され恵介は光の粒子になり消える。 部屋の中には静寂しかなかった。
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