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それから、5分もしない内に鈴木が帰ってきた。
隣に進藤もいた。
後藤がそれに気付いて言った。
「お帰りなさい。あれ? 進藤さんも一緒で…?」
進藤は気の強そうな女性だった。
彼女は頷いた。
「新入りが来たっていうから、来てみたのよ。さっきそこですれ違ったわ。萩原龍介君って子でしょ。半荘打ったって聞いたわよ。記録、見せて。」
前田が山崎を呼んだ。
「山崎ちゃん、記録。」
「あ、はい。」
山崎は進藤に記録を書いた紙を渡した。
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