11

7/10
前へ
/128ページ
次へ
「お前、薮さん所の息子さんと こういう関係だったのか! お前…………」 パシン 俺は親父に殴られた。 「どうせお前が無理にこんな事させてるんだろ!宏太くんの将来に傷つけるのか!? 仙台に帰るぞ」 「え…」 「宏太くんを傷つける事は 出来ないからなあ。 光はいつもいつも…」 「それだけはダメだ! 俺は帰らない」 「光が帰らなきゃ意味がない 光が宏太くんの将来に 傷をつけてるんだろ!?」 「分かった…」 俺は、どうしようもなかった。 厳しい親父に こう言われちゃ。 それに宏太を傷付けてるのは 確かなことなんだ。 「仙台に帰るよ……」 「準備はしておけ。 すぐにでも家でるからな。 母さんにはもう言ってある」   だからね、薮から 離れるしかなかったんだよ
/128ページ

最初のコメントを投稿しよう!

629人が本棚に入れています
本棚に追加