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俺は光との
想い出の場所に来ていた。
低い草が
生えたところを潜り抜けると
小さな丘があるんだ。
そこで、光と歌を歌った。
“いま進もう”
俺は光との思い出を
頭に浮かばせながら
一人で歌うステージ
もう沈み始めた夕日を
バックに俺は歌う
「走り出して空を見上げ
眩しさ加速する
二つ三つ数えたら
いまが始まる
過ぎた風に背を向けたなら
勇気がだせるはず
深く息を吸い込んで
今を叫ぼう
もうGood-Bye
そうGood-Bye
ひねくれた自分蹴っ飛ばし
さぁ wake up
showかstart 奏でよう
僕らで奏でよう
突き抜けたその先は
分からない事がたくさん
辛い日々の先にほら
待ちに待った夢と会った
諦めず進もう
僕らで奏でよう
突き抜けたその先も
希望の種がたくさん
今はまだ蕾だって
いつかきっと花になるさ
突き抜けたその先は
分からない事がたくさん
辛い日々の先にほら
待ちに待った夢と会った」
「「今を信じ進もう」」
俺の声と光の声が重なった。
「え、うそ…光」
「薮」
そこには爽やかな顔で立つ
光がいた。
「なんで………」
「へへへっ
もー、そんな顔しないでよ!」
ケラケラ笑って
光は変顔をした。
「ぷっ、あはは、ク
ククはは」
「お、笑った笑った」
「ねぇ、光仙台に行ったんじゃ…」
だって飛行機に
乗ってたじゃん。
何で帰ってこれたの?
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