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「…ごちそうさん」
「早っ!?」
俺は叶からの弁当を片付け、立ち上がる
「今日も"調べ物"?」
「あぁ…」
叶の言葉に適当に返事をして屋上を後にした
―俺がこの学園に来たのは別に"神"を信じてる訳では無い
ただ、この学園の情報網を利用するためだ
―この学園はここ以外にも同系列の学園があり、諸外国にもいくつか姉妹校が存在している
そのため、本校であるこの学園に独自のネットワークを通じて様々な情報が集まる、という訳だ
必ずしも有益な情報、というわけにはいかないが…
―そんな時、校内放送を知らせるチャイムが鳴った
「―高等部二年、桐羽統夜…至急、生徒指導室まで来るように、繰り返す―」
「チッ…面倒だな…」
これだと今日の"調べ物"はあまり出来そうにないな…
「…仕方ない」
そして俺は半ば諦め、生徒指導室へと向かった
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