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第2話【膝枕】
「ふぅ~。【新商品】の割には、案外、旨かったな」
「ソウちゃんは、昔から、新商品には、【挑戦】してるよね」
「急に【昔の呼び方】かよ。恥ずかしいだろ」
「二人きりだし、いいじゃん!!」
宗佐と宏美は、【高校】が一緒だった。【進学先】まで、同じだったのは、偶然だ。
「何か、飯食ったら、眠くなってきたな」
「【膝枕】してやろうか?」
宏美は、半分冗談のつもりだったが、
「時間になったら、起こしてくれよ」
彼は躊躇する事なく、宏美の膝に頭を預け、寝息をたてはじめた。
(本当に寝ちゃったよ…何だろ?何か嬉しい)
宏美は、宗佐の頭を撫でながら、自然と微笑んでいた。
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