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「コインが足りないんですよね…、私達が獲得したコイン…盗みました?」
「なぁなぁ、ドラム缶ちゃん遊ぼうぜぇー?ギャハハハ!」
馬鹿笑いしながら投げた何本ものナイフが俺の隠れるドラム缶に綺麗に刺さった。
…あー、面倒。
「…ドラム缶ちゃんって誰だよ。」
「一杯いるknowの人間の名前なんて把握出来ませんよ。」
「金髪ドラム缶野郎ちゃん?」
「だから誰だって…」
渋々、ドラム缶の後ろから降参のポーズをしながら立ち上がれば扉の前にいる月を後ろに見える二人の影。
つーか金髪ドラム缶ちゃんって、どっかで聞いた悪口。
それに対して精一杯の言葉を返すも、腰の後ろにある刀の鞘を握った手の汗は止まらない。
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