*エピソード01*

6/13
前へ
/113ページ
次へ
「大丈夫?? 心配だからさ、家まで送るよ。どこ??」 翔太はあどけない笑顔でそう言った。 「あ…私、家ないの。」 「なんで!?」 翔太はびっくりしたようにそう言った。 まぁ、普通はそう言うよね… 「宮城から家出してきたの。親と喧嘩して…アパートに住むお金もないし…。」 私はとっさに嘘をついた。 心臓病なんて、口にも出したくなかった。 _
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

81人が本棚に入れています
本棚に追加