プロローグ

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放課後、一人の女子生徒が下校していた。そして、彼女は家に帰るために必ず通る竹林に差し掛かった時、後ろに誰かの気配を感じて振り向いた。 が、誰もいなかった。 彼女はホッとした表情で振り返ると、そこにはスーツ姿の男が立っていた。 「っ!!ビックリしたぁ。脅かさないでよ、お父さん!……何するの!?キャーーーー!!」 …ドサッ。彼女はまるで魂を吸われたかのようにその場に倒れた。 「刻は満ちた。」 男は一言そう言い放つと、また竹林に消えていった。
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