唯我独尊

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…かれこれ三時間は捜索しただろうか。 やはり見つからない。 陽は落ち始めていた。 さすがにまずいと思った信男は、警察に電話をした。 信男「はい。はい…よろしくお願いします」 (幸江はまだ家までの道を覚えていない。きっとどこかで迷っているはずだ) ふと信男に『誘拐』の二文字か浮かんだ。まさかな… (こんなことになるんだったら神社になんて来なければよかった) 後悔しても仕方がない。今はただ幸江を探すための努力をするしかない。
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