唯我独尊

4/9
前へ
/147ページ
次へ
信男は幸江を連れて近所の成願神社にやってきていた。 空は雲ひとつなく、晴れ晴れとしていた。 幸江「ねぇお父さん、なんでお寺なの?遊園地行きたいよー」 信男「ごめんな。今給料日前で金が無いんだよ」 幸江「つまんないのー」 信男「こうやって休みの日に神社に連れてきてやってるだろ」 幸江「ハゲ!」 信男「こら!お父さんの悪口を言わない!」 こうした会話も信男にとっては新鮮だった。
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加