幕末へ

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そう言って赤くなった優希をみて男の人は密かに笑ってしまった。 ? (こんな穏やかな気持ちになるのは久しぶりです…) 優希はまた黙ってしまった男の人の人をどーしよーかあたふたしていた。 ? 「そーいえば、あなたはどうして京に?」 優 「えっ!?…私は‥いつの間にかここに来てて…」 ? 「…いつの間にか?」 優 「はっ‥はい…」 ? 「じゃぁー泊る宿は?」 優 「このままだと野宿けってーデス…」 ? 「うーん。それは困りましたねー…」 優 (考え出しちゃったけど、誤魔化せた…?) ? 「っ!そーですっ!屯所に行きましょ♪」 優 「…屯‥所……?」(どこだろ?) ? 「はいっ!1日ぐらい泊めるくらい土方さんでも許してくれますよっ!」 優 「土方さん…?」(なんか聞いたことある気が…なんだっけ…??) ? 「はいっ!我らの鬼ですっ★笑」 優 「鬼っ!?」 ? 「行きましょっ!」! そう言って、男の人は優希の手首を掴んで走り出してしまった。 優希は躓きそうになりながらも男の人に引っ張られるままに走った。
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