幕末へ

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優 (ぅ…なんか変な夢見たなぁー 何だか 草の匂いがする気がする…) そう思って優希が目を覚ますと 目の前には小さな川が流れて辺りは草むらが一面に広がっていて、後ろを向くと着物を着て歩く男女がたくさんいた。 優 「えっ!?ここどこっ?? 私図書室に居たよね;亜美ちゃんは? ?」 優希は少しの間キョロキョロしていると、じっとしてても意味がないと思い、後ろで歩いている人に話かけようとした。 優 「あのっ!すみません」 優希が引き止めようと話しかけても、みんな優希を避けてさっさと歩いて行ってしまった。 それもそうだ。周りの人たちはみんな着物を着ているが、優希はというとチェックのスカートを膝上まで折っていて白のブラウスにベージュのカーディガンに学校の紋章が入ったエンジのリボンという、学校の制服を着ているのだ。 それに優希の髪の色は優しぃ茶色で、誰が見てもかわいい顔をしているので、優希を見れば男女問わず顔を赤らめて通り過ぎていくほどだ。
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