入学式。

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「ハァハァ…なっちゃん大丈夫?」 男からだいぶと離れた所についた。 別に逃げる必要なんてなかったのに。 「余計な事しないで」 フンと冷たく言いはなって私は葉に背を向けた。 葉は諦めたのか私の後を追ってこなかった。 ハァ、ようやく邪魔者が消えたわ 気がつけば家の前にいた いろいろ考えてたら早くつくもんだなと考えながらドアにてをかけた。 「…ただいま」 「あ、ちょうどよかった。なつーお帰りー♪」 むかえてくれたのは私の姉の竹田 小春。 いつもテンション高いが今はいつも以上に高い。 私の家は今は姉ちゃんと私との二人暮らし。 父は借金問題を抱えたまま家を出ていき、それを返すために母は住み込みで働いている。 ちなみに私はきょうだいが2人いる。 一人はさっきも紹介した小春姉ちゃん。 もう一人は今留学中の夏樹兄ちゃん。 女の子みたいな名前だけど とても優しい兄ちゃんだったなぁ →
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