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「明日で知り合って11年だぜ、雨音(あまね)」
「しるか」
この二人、雪乃 雨音と片平 亮は
小学生のときから常に同じクラス
そして高校生活ニ年目になる明日からも同じクラスなのだ。
二人ともこの偶然には驚いている。
二人の違いは雨音はこれを忌ま忌ましく思っていて、
亮は笑い話にしているのだ。
「なんで俺にはそんなに冷たいんだよー」「うるさい」
「ひどいっ、、」
どうやら今日はいつも以上に機嫌が悪いみたいだ。
「なにかあったのか、もしかして女の子の日なのか」
亮はにやけてそう言った
「違うわよ、この変態」
「じゃあなんなんだよ」
雨音はため息を漏らしつつコーヒーを飲んだ。
そして口を開く。
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