塾。

2/3
前へ
/38ページ
次へ
バスの中で見たおばあちゃんの話の次は、 私が通っている塾のある先生について書きましょう。 いや、妄想しましょう。← 仮にK先生とします。 K先生は、現在大学4年生。 先生が選べる、 というこの塾の中で、結構生徒をたくさん持っている。 また、いじりやすいキャラから、生徒からは何気に人気が高い。(←まぢで。) しかし、 K先生の心には大きな傷跡があった。 4年前。─── 当時高3だった俺は 受験生ではあったが、 友達はそれなりにいるし、 彼女もいるしで、充実した生活を送っていた。 彼女とは、高1から付き合っていた。 高校を卒業して、 二人とも大学に合格できたら、 春から同棲する予定だ。 そのために、受験勉強もしつつ、バイトも頑張った。 こうして、マンションの一部屋を借りることができた。 広くはないけれど、 駅からも近いし、何より新しくて綺麗。 4月からの、彼女との生活が 余計に待ち遠しくなった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加