第1扉

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俺がこれから訪れるであろう境遇を危惧していると部屋のドアが開きとてもかわいらしい人が入ってきた。 もちろんだが彼女ではない。 「何へこんでるの?」 声まで澄んでいて綺麗なこの人は俺のルームメイトの赤瀬薫。女装癖があって学校にさえ女装して登校する真の変態の一人だ。 「おい白髪、今失礼なこと考えてなかったか?」 先ほどとは打って変わってドスのきいた声で言い俺を睨んだ。
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