第1扉
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あくまで自分の女装癖を変態だと認めない薫。 「女装趣味の人間を変態と呼ばずなんと呼ぶんだ?」 俺はすかさず反論する。 「・・・・・・ッ!目の前に可能性があるのなら試してみるのが人間じゃないのか?」 なんかものすごくかっこいいことを言っている。 それに否定できない。 現に薫は学校では完全に女子だと思われているし、おそらく薫が男だと知っているのは学園の生徒の中でもルームメイトである俺ぐらいだろう。
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