第1扉

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「それで?」 薫は冷蔵庫の中を確認しながら口を開いた。 「何があったんだよ?」 食材を一通りキッチンに並べて薫は俺の方を見た。 「いや・・・それが今日の学力試験お前が貸してくれた鉛筆が折れて一問も解けなかったんだよね・・・・・・」 俺はため息をついた。 コイツと同じ部屋で過ごせるのは後何日ぐらいだろうか? 「お前は俺にケンカを売っているのか?」
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