-1章・選ばれし者-

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メビウス『なに…』 ガシャッ… クシャラスが剣に手をやる クシャラス『さぁ…審判の時ぞ』 メビウス『っ…!』 シャンッ シャンッ 右手に太陽の剣 左手に月の剣が現れた メビウス『…ふん…こんな所で、私はやられる訳にはいかない。アイツとの約束をまだ果たしてないからな!』 メビウスの記憶に人の姿が現れた 口元から上は光で隠されている男性と赤桃色の髪の女性が、草原で座って話していた ?『俺の帰るとこを…俺が帰るまで守っていてくれないか?ニア』 ニアと呼ばれる女性は、20代くらいで瞳が蒼のロングヘアだった ニア『え?私が?』 ?『ああ、俺はあの剣の秘密を探る旅に出ようと思うんだ』 ニア『あの剣て、リゼリオンのこと?』 ?『ああ、ほんとに闇と光なんて存在した…いやするのかを知りたいってのもある』 ニア『…だったら、私もー』 ?『それはダメだ、ニアは俺の帰る場所(とこ)を守ってくれ、頼む』 ニア『…』 ?『心配すんな、すぐ帰ってくるよ(笑)だから、俺が帰るまで守ってくれ』 ニア『…わかった…』 ?『ありがと、じゃあ約束の代わりにこれ預けるわ』 男はニアに自分の身につけていたネックレスを渡した 緑色の美しい小さい宝石がついていた ニア『これって--がいつも身につけてたやつじゃ…』 ?『帰るまで預かっててくれ、無くすんじゃねーぞ?(笑)』 ニア『わ、わかってるわよ!』 ?『さってと…そろそろ、いくわ。じゃ、あとは頼むな』 そう言って、ニアの頭を撫でて去っていった
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