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メビウス『なに…』
ガシャッ…
クシャラスが剣に手をやる
クシャラス『さぁ…審判の時ぞ』
メビウス『っ…!』
シャンッ
シャンッ
右手に太陽の剣
左手に月の剣が現れた
メビウス『…ふん…こんな所で、私はやられる訳にはいかない。アイツとの約束をまだ果たしてないからな!』
メビウスの記憶に人の姿が現れた
口元から上は光で隠されている男性と赤桃色の髪の女性が、草原で座って話していた
?『俺の帰るとこを…俺が帰るまで守っていてくれないか?ニア』
ニアと呼ばれる女性は、20代くらいで瞳が蒼のロングヘアだった
ニア『え?私が?』
?『ああ、俺はあの剣の秘密を探る旅に出ようと思うんだ』
ニア『あの剣て、リゼリオンのこと?』
?『ああ、ほんとに闇と光なんて存在した…いやするのかを知りたいってのもある』
ニア『…だったら、私もー』
?『それはダメだ、ニアは俺の帰る場所(とこ)を守ってくれ、頼む』
ニア『…』
?『心配すんな、すぐ帰ってくるよ(笑)だから、俺が帰るまで守ってくれ』
ニア『…わかった…』
?『ありがと、じゃあ約束の代わりにこれ預けるわ』
男はニアに自分の身につけていたネックレスを渡した
緑色の美しい小さい宝石がついていた
ニア『これって--がいつも身につけてたやつじゃ…』
?『帰るまで預かっててくれ、無くすんじゃねーぞ?(笑)』
ニア『わ、わかってるわよ!』
?『さってと…そろそろ、いくわ。じゃ、あとは頼むな』
そう言って、ニアの頭を撫でて去っていった
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