第1章
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「マズイ」 そう言った佐藤さんの顔は、苦虫を噛み潰したような顔だった。 「はぁっ?マズイってなんですか?!」 「パサパサしてて口の中の水分が奪われる。チョコがけするとか工夫を見せなさい」 「…っ!バレンタインにあげないですからね!!」 俺は、ショックを隠しきれず、その場を離れた。
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