闇の少女と光の少女

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放課後… 休み時間になる度に、クラスメイトから質問攻めを受けていた輝も、ようやく落ち着いたらしかった。 「ものすごく質問されてたな輝。あんなの疲れないか?」 深淵が尋ねる。 「んーん全然。ボクはそういうの好きだし!」 「そういうもんなのか。あたしだったら途中で追い返すな」 「あはは!深淵さんだったら絶対そうするよね!」 深淵と付き合いの長い私も、その場面を思い浮かべるとやはり深淵ならそうするだろうと思った。 「深淵ちゃんって、何か姉御みたいな感じだよね!」 「う…そ、そうか?あたしは別にそういうじゃないと思うんだけどな」 「そうだな。姉御のようなキャラならゴキ…」 陽が言いかけたそのとき、ガタッと音を立て慌てて深淵が立ち上がると… 「うわあぁぁ!?陽…それ以上言ったら、殴る!」 「すまん。もう言わないからその手を下ろせ深淵」 「あたしだって、あんなことさえなければあんなのなんて…」 ぶつぶつと一人言を言い出した。
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