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輝が出ていったあと、私たちを支配するのは静寂だった。
いたたまれない気持ち。
「あたしたちは悪くないよな…あいつが勝手にああなっただけだろ」
静寂を破ったのは深淵の言葉。
「そうだな。まさかああなるとは思わなかった」
陽が予想もできなかったという風に言う。
「俺、あいつには祝福してもらえると思ってたんだけどな…」
翔が辛そうに言葉を吐き出す。
「…私が…翔と…釣り合っていないから…」
「それは違うぞ凛!輝が何と言おうと、翔と凛はお似合いだ!」
深淵が私のために言ってくれた。
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