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鮫田兄弟を拉致ってから
一週間も経ち
幼稚園では
平穏な生活を送っていた。
「あーあー
幼稚園の行事は意外と
面倒臭せえぜ。」
昨日はお絵かき…
一昨日は何故かマラソン…
さらにその前の
日はババアだらけの
老人ホームに行ってババアの子守…
なんか俺、
青春結構無駄に過ごしてる
感じやな…
「ハーイ皆集まって~!」
俺を殴った
麻野先生が皆を集めている
「今日は、何するんだよ佐恵子~」
「だから、下の名前で呼ばずに麻野先生って言いなさい善信君!!」
チッちょっと若くて
可愛いからって
調子乗ってるんじゃねえぞ
「今日は、
隣のクラスの
ラベンダー組と
貴方たちローズ組
たちで一緒にサッカーで
遊びますよ。」
「おもしろうだね善信君」
「ああっ」
善信と話しているのは
元鬼餓鬼二代目の
連絡副隊長 近藤 飛鳥
まさか同じ幼稚園とは
思わなかったが
相変わらず
善信がガンを飛ばすと
貧乏ゆずりが速くなるのは一緒だった。
「今日も面倒臭い作業
頑張りますか。」
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