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メイリン「どうよ、すごいでしょ?」
アーク「どうよって……シェイル……で合ってるよな?」
メイリン「うん、アークの連れて来たシェイルちゃんだよ」
アークは、メイリンの引っ張ってきた者……もとい、色素の薄い茶髪だったのが、薄い金髪に変わったシェイルだった。
シェイル「…………」
シェイルは、シェイルで状況が解らず、首を傾げている。
アーク「何、人の髪勝手に染めちゃってんの?」
メイリン「染めてなんかいない!髪の毛洗ってたら茶から金に変わったの!……疑うように見るなっ!」
メイリンは、アークからの疑いの目線を受けながら説明した。
メイリン曰く、体中が泥まみれ埃まみれだったシェイルを洗っていて、泥や埃やらを落としていくうちに髪がどんどん金に変わったらしい。
メイリン「たぶん、何年も洗わずにいたから泥とかで茶に見えてたんだと思う」
アーク「なるほどな~。」
メイリンの説明で疑うのをやめたアークはシェイルの髪を見ていた。
アーク「茶から金に変わるとわねー」
アークはそう呟くとシェイルに向かって、
アーク「これから、いろいろ生き方教えてやっからちゃんと覚えろよ。そんで、俺の仕事手伝ってもらうかんな。つーことで、まぁ、よろしく」
手を出しながらそう言った。
シェイル「?」
シェイルは手を出されたのが解らず悩んでいると、
メイリン「握手だよ、握手。手を握り返せばいいから」
と、メイリンから言われ言われたとうりに握り返した。
これが、風と雷の出会いだった。
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