冬の訪れ

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どうやら俺が須藤を泣かせたのを知っているようだ。 俺がよっぽど憎いのかずっと睨んでいる。 「もう授業が始まってますよ!!早く座りなさい!!」 しかし先生が入って来たのでそのいじめっ子も渋々席に着いた。 「え―と、大変残念ですが、須藤 美優さんが昨日引っ越していきました。」 突然の引越し。 いじめっ子が睨んでいる。 その日の授業はずっといじめっ子の視線を我慢しながら受けた。 放課後、いじめっ子に呼ばれたがすっかり忘れていて、帰ってしまった。 それが間違いだった。
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