黄色ノ王国・歪み

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民には重税が敷かれました。 民は家畜すら飼えません。 餌も餌を買うお金もないのです。 家畜は死に絶えました。 しかし城は夜遅くまで明るく、毎日沢山の残飯が捨てられました。 全て王女の命令でした。 賢い大臣は何度も止めましたが無駄でした。 城には沢山の調度品が置かれました 全て有名な芸術家の作品で、多くが黄金に輝いていました。 沢山の馬が飼われ、中でもジョセフィーヌという馬は特に可愛がられ、民よりいいものを食べていました。 そのためのお金は民からの税金で賄われました。 「お金が足りないなら、民に税をかけ、搾り取ればいいわ」
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