名のない手紙

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僕はまだ出会ってもない彼女に運命的な何かを感じていた。 第一、こんな小さな島に瓶が流れ着く事自体奇跡的な事だ。 それを僕が拾うのも、気になったのも、電話をかけたのも、偶然だとしても、結果僕と彼女を繋げた奇跡かもしれない。 柄にも無くメルヘンチックな事を考えた自分に寒疣が立った。 一旦頭を切り替えて、忙しくなり始めた店に集中を固めた。 ,
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