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なんか、
毎日がつまらなく思っていた。
勉強も人間関係もこれといって問題は無かったし、
バイトも順調で本当に充実した日々をおくっていると思うのに。
しかしそれが、逆に自分を詰まんなくさせた。
そんなことを思うのは贅沢なことなんだと分かっていたけど。
なにか、
何でもいいから
心が動くことが無いものかと
いつも「何か」を探していた。
そんなときだった、
彼にあったのは。
学校からの帰り道、
土手のところで犬の鳴き声がした。
見下ろすと、すぐ近くでダンボールに子犬が捨てられていた。
白い毛の中に茶色い毛が少し、まだらに混ざっている。
犬の捨てられているところが
雨の多い日には増水して危険なところだったから、
場所を移すことにした。
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