0人が本棚に入れています
本棚に追加
がつがつ、がつがつ、がつがつがつ、がつがつがつがつがつ。
(がつがつ、がつがつ・・・さっきから)
そこで俺は惨状を改めて目をやる。
(冷蔵庫が・・・・・ほとんど空だっ)
「ちょっ、おまっ、いい加減食うのやめろ!?」
少女は目だけを俺に向けて言う。
「やだ」
「ふざけんなっ、食事代も馬鹿になんねーんだぞ!!冷蔵庫も閉めろ!電気代が!!」
「やーだ」
「てめっ、食った分弁償しろよっ!?」
「お金もって無いもん」
「俺ら、無一文っす・・・」
「!?ならなおさら食うのやめろよ!?」
俺は、少女の両手をつかんで冷蔵庫から引き離そうとした。
しかし、少女は離れない。
じたばたと思いっきり暴れる。
(チカラ強っ、こいつも実は獣なんじゃないのか!?)
最初のコメントを投稿しよう!