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英語教師の鈴木の怒鳴り声は相当のものだったが…。
瀬田には効果なし。
ぐっすりだ。
鈴木は口元をひくつかせながら、
「無視とは良い度胸だな、瀬田?堂島!」
「は、はい!」
「起こせ!」
俺が起こすの?
起こすなって言われたんですけど…。
さっきの言葉に付け足させて欲しい。
鈴木の眼力に勝てる奴も居たら教えてくれ。
「瀬田、起きろ」
俺は優しく、背中を揺さぶった。
小さく唸りながら、少し眉をひそめる瀬田。
可愛い…じゃなくて!
心を鬼にして、揺さぶり続ける。
「瀬田、瀬田ってば。瀬…」
ガタッ!!
瀬田が突然立ち上がった。
そして。
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