渡り廊下

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次の日は佐江と一緒に登校した。 健「じゃあな、また昼休み。」 佐「うん。じゃあ授業がんばっ。」 健「おう。」 佐江は今日弁当を作ってきてくれたらしい。 だから昼休み一緒に食べることにした。 そして待ちに待った昼休み。 おれが階段を下りて佐江のとこに行こうとしたときだった。 麻「せーんぱいっ。」 健「あっ。渡辺さん。足はもう大丈夫なの?」 麻「少し痛いけど先輩にあったら痛さが吹っ飛びました。」 相変わらずかわいい笑顔だなぁ。笑うとほっぺにえくぼができる。アイドル顔だ。 麻「先輩今から学食とかですか?」 健「いや、実はあのあと佐江とうまくいって今日弁当作ってきてくれたんだ。それを今から食べにいくんだ。」 麻「なーんだ仲直りしちゃったのか……」 健「なーんだってなんだよー。」 麻「だって彼女さん可愛くって、あたしなんかより……」 健「いや渡辺さんだってかわいいよ。」 麻「先輩、あたしのこと今度からまゆゆって呼んでください。」 健「まゆゆ?」 麻「はい。」 健「まぁいいけど。」 麻「やったあ。絶対約束ですよ先輩。」 健「うんわかった。約束なっ。じゃあ佐江が待ってるから、じゃあね」 麻「はぁい。さよならー。」 なんだか不思議な感じがしたけれどおれは佐江のもとへ急いだ。
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