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部屋を教えてもらうとはいえ、説教されにへ行くんだから気が重い…
俺はトボトボと音楽室へ向かう。
説教されに行くんだと思ったら自然と足が遅くなる。
誰だって行きたくないよな?
足を遅くしても音楽室に着くのは早かった。
着いてしまった…結構早く…
あーなんか入りずらい―
とりあえず音楽室の前でウロウロしてみるか。
「季咲先生」
急に名前を呼ばれ、肩をビクッとさせてそろそろと振り返る。
「堺先生…?」
あれ?音楽室にいるんじゃないの?
「もう来てくれといたんですね。すみません待たせてしまったようで…」
申し訳なさそうに目をふせる堺先生。
こっちが申し訳ないような…
もともと遅刻した俺が悪いし…
「いっいえ!全くそんなことはありません!」
むしろこっちが土下座でもしたい気分です!
「クスッそうですか?では入りましょうか」
何故か小さく笑った堺先生…
え?何?
と思いながらも音楽室に入る
なんかちょっと緊張する…
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