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｢水樹になんかかまってないで俺と喋ろうよ―｣
…そんなこと言われても―
｢あー…岐田君ごめんね―｣
もうなんかめんどくさくなっちゃった☆
そそくさと教卓の前に戻る俺
｢えっと…今日は授業はないのでこれで終わりです｡
各自､自分の部屋に戻って明日の用意をしてください｣
なんかやっと先生らしいこと言った気がする！
あっちなみにここは寮があるだよ―
その寮に先生も入るらしいんだ
ちょっと楽しみ―☆
｢それでは皆さんまた明日―｣
さっさと教室を出て職員室に行く俺｡
寮の話してたら自分の部屋が気になったんだよ！
後ろから｢先生待って～｣とか｢話そうよ～｣とか聞こえたけど無視無視！
好奇心には勝てないさ☆
｢失礼します！｣
勢いよく職員室のドアを開けて自分の机に座る｡
今思ったけど『失礼します』っている？言わなくてもいいような…
他の先生を見てみたら無言で入ってたよ…
恥ずかしっ！今度から無言で入ろ…
って俺､堺先生に音楽室に呼ばれてたよな？
あー…説教だ説教…
遅刻したからな…
気が重いな―
あっ！そこで堺先生に俺の寮の部屋教えてもらお♪
そう思うとちょっと気が楽に…
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